これは、カースト最底辺の凡人が最強の魔剣片手に無双する物語である。 忌まわしき邪神と、その配下の魔王たちに支配されつつある人間界。 苦しみ喘ぐ人々を憂いた女神は、二振りの聖剣を作り出した。 ――しかし、突如邪神の強襲を受けた人間たちは聖剣の片割れを奪われてしまう。 やがて戻ってきた聖剣は、ドス黒い瘴気を纏う魔剣に変貌していたのであった。 さて、聖剣の使い手――勇者として選ばれたのは、二人の男の子。 うだつの上がらない平凡な少年、トルテと、上辺は眉目秀麗だが傲慢なラザニア。 案の定、トルテが押し付けられたのは魔剣の方であった――しかも、嘲笑と哀れみのおまけ付きで。 すっかり失意に暮れるトルテだが、やがて彼は気付く。 聖剣を遙かに凌ぐ、魔剣のブッ壊れ性能っぷりに。
更新:2018/2/14
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これは、凡人たちのプライドを、天才が才能だけで打ち砕いていく物語である。 イラストレーターを目指していた高校生の少年、シズム。 彼はクラスの人気者に己の才能のなさを馬鹿にされた挙句、心を寄せていた幼馴染までも奪われたことに絶望し、自ら命を絶ってしまう。 そんなシズムを女神は哀れみ、言った。 「――チート能力を与えた上で、魔法の資質が全てを支配する世界へ貴方を転生させてあげましょう」。 努力の無意味さを思い知ったシズムが望んだのは、誰よりも強く、誰よりも偉大な魔法の才能であった。 「凡人も、努力を重ねれば天才に勝てる? そんな考えは幻想に過ぎん――圧倒的な才能の前には、努力など無駄なのだ!」
更新:2017/12/10
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