かつて警護の世界で、その名を轟かせた猛者がいた。 任務達成率100% いや、達成自体が完全成功そのものという意味合いだろう。猛者が警護を担えば、どんな困難な状況であろうが打破ができた。 その噂を聞きつけ、大企業の会長は挙って依頼を頼み込む。しかし、猛者は依頼者の生き様を明確に見抜く凄腕でもあり、根底が据わらない相手は絶対に警護をしなかった。それが任務の成功率を劇的に向上させる要素でもある。 猛者の生き様。それは報酬は二の次であり、生き様さえ据わっていれば、絶対に警護を完遂させるのだ。 人は彼の事を“覆面の警護者”と呼んだ。
更新:2024/5/31
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「・・・貴方は一体誰なのだ?」 「お願いです・・・世界を救って下さい・・・。」 謎の人物は、ただそう述べだした。何が起きたか全く以て分からない。しかし、目の前の人物の様相からして、切羽詰った状態であると直感した。何とか落ち着いて貰ってから、事の次第を伺う事にする。 現状が逸脱しているのは確かだが、目の前の困っている人物に手を差し伸べるのは当たり前の事である。だが、まさかその手の差し伸べが、とんでもない事に発展するとは・・・。 これは、お節介焼きと世話焼きが度過ぎる覆面の熱血漢の、苦労人としての物語である。
更新:2024/5/10
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