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作者:小野セージ
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コミカライズ
作:小野セージ
「ホラー小説を書いてみる気はないかい?」若き女流幻想小説家である御陵彬《みささぎ・あきら》は担当編集者の黒野戒十《くろの・かいと》にそう誘われて、ホラー小説界の若き貴公子と名高い髑髏小路敦志《どくろこうじ・あつし》の主催するホラーアンソロジー「黄昏《たそがれ》」に小説を寄稿することを決める。十代でデビューを果たしたものの、その後の五年間は鳴かず飛ばず。その彼女にとって、これが小説家としての最後のチャンスかもしれなかった。張り切って準備を始めようとした彬だったが、意気込みに反して全く原稿に手を付けられないまま時が過ぎていた。彬はいつの間にか「恐怖」という感情を上手く感じられなくなっていたのだ。人はどういった状況に恐怖を感じるのか。それを理解できなければホラー小説を書くのは難しい。そう感じていた。停滞した状況を打開するため、彬は黒野の薦めによって彼の友人だという怪奇画家の草壁鞍馬《くさかべ・くらま》と出会う。どこか妖しく思わせぶりな物言いをする彼から、なんとか「しょうけら」というお題を得て心機一転を果たしたかのように思えた彬。しかしその日の夜から彼女は二十四時間常に付き纏う何者かの視線と気配に悩まされ始めるのだった。 自己肯定感低めの女性小説家と謎多き怪奇画家の青年の二人で紡ぐ、創造のホラーファンタジー。 小野セージの作品はスターシステムを採用しています。当作品は「小説家になろう」、「エブリスタ」、「ノベルアップ+」、「カクヨム」にて掲載中。(現在改稿作業中ですので、掲載サイトによって文章に違いがある場合があります)
更新:2023/4/23
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