シンクロナイズのことはご存じでも、シンクロジェットなる水泳競技を知る方は、ごくまれなのではなかろうか。正式名はシンクロジェットスイミング。男子がやる競技で、およそ十年前にアメリカで発祥。かなり新しい種のスポーツである。競技方法は、一チーム八名からなる団体競技。この八人の選手が一体となってプールの中を進む。試合時間は、わずか十秒。この十秒間に進んだ距離を競うという、まことにもってシンプルなものである。ただこの競技、前に進む方法が奇異であった。
更新:2016/9/20
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桜の散るころ。 オレは、近くの公園で赤鬼に行き合わせた。 いかなる赤鬼かといえば……。
更新:2016/9/18
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初秋の、ある日。 釣りをしていて河童を助けた。かなり年老いた河童である。
更新:2016/9/18
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その日の夕方。 裏山を散策していて一匹の狸と出会った。 なぜオレが裏山なんぞにいたかは、このさい詮索しないでいただきたい。とにかくオレは裏山をうろついていて、オヤジ狸と出会ったのだ。
更新:2016/9/18
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銘尾友郎様主催「笑顔でいこう企画」参加作品。 会社帰りの駅前で一枚のパンフレットを手渡される。それには「あなたもヌード写真撮影会に参加してみませんか」とあった。
更新:2020/3/9
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先日のこと。夕食の片づけのとき、夫婦茶碗のうちの幸子のものが割れてしまった。それは新婚旅行の途中に立ち寄った窯元で、それぞれの茶碗に名前を刻み、特注で焼いてもらったものであった。夫婦の絆、そんな大事なものがこわれたようで、そのとき幸子の胸を不吉な思いがよぎる。そして、その予感は当たってしまう。
更新:2016/9/17
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鈴木さんは独り暮らしの老人です。淋しいもんだと思います。それでも命の続く限り一人で生きていくしかありません。今日も商店街へと、夕食のおかずを買いに出かけるのでした。 商店街に行く途中に歩道橋があるのですが、杖で階段をコンコンとたたきます。コンコンという音が、亡き妻の励ましの声に聞こえるのです。その杖は妻が買ってくれたもの。鈴木さん、八十歳の誕生日プレゼントでした。
更新:2016/10/19
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その牛は豚を愛していました。 豚も、その牛を愛していました。 二頭は道ならぬ恋に落ちたのです。
更新:2016/9/21
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真夜中のこと。町はずれにある公園の片隅が、とつぜんまばゆい光につつまれた。光の中に銀色の物体があらわれる。はるか遠い星から来たセンターキッドである。このセンターキッドこそ、宇宙最強の洗濯機。これまであちこちの星で、ありとあらゆる洗濯機と戦ってきたが、いまだかつて負けたことがない。
更新:2016/10/29
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