フェリシアは公爵家の次女。 ちゃんとした公爵令嬢のはずだが、住んでいる館は荒れ放題。使用人もいない。 届けられるわずかな食糧と畑の野菜でなんとか暮らしている。 どうやフェリシアの母がちゃんとした貴族ではなく、しかも行方がわからない為らしい。 しかし、そんな生活でも、フェリシアには楽しみがあった。 大好きなランドル皇子の姿を、こっそり見に行くことだ。 ところがある日、目の前でランドル皇子が刺客に襲われてしまう……。 皇子の命を救ってくれたのは……。 妖精? え? 妖精? 妖精の母を持ち、妖精に愛され。 皇子に憧れ、皇子に愛され。 皇子とフェリシアを辛い目に合わせた者には、責任をとってもらいます。 そんなフェリシアのお話です。
更新:2023/5/20
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