【現在:加筆修正の為、最新話更新が遅れております】 彼女の自由な世界は自分に与えられた部屋のみだった。 16年の歳月をヴレイメールは王宮の敷地にある離宮の一室で暮らしていた。 彼女の膨大な魔力のせいで、幼い頃に“聖女”として国が管理している。 膨大な魔力を持って生まれなければ幸せだっただろう。 そんな籠の鳥であった彼女は、国王より英雄召喚の議を命ぜられ英雄召喚は成功させる。 だが、召喚した英雄は国の惨状に驚愕し帰ると言い出すも周囲が慌て何とか彼を留めた。 彼は仕方なく魔物討伐を行っていたが、限界が来たのかヴレイメールの居る離宮へとやってくる。 目の前で召還の魔方陣を容易く展開し美しいサファイアブルーの瞳を輝かせこう言うのだった。 「一緒に自由な旅路へ行こうじゃないか」と。
更新:2021/10/12
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