山田克人は、はっきり言って目立たない男子学生である。 クラスの片隅にいて、集合写真でも隅から二人目にいそうな、同窓会に呼ばれることはないタイプ。 世に言うならばモブキャラ。 東山つぶらは、はっきり言って目立つ女子学生である。 クラスの中心にいて、集合写真でもかなり目立ち、きっと幸せになるであろうことが確定しているタイプ。 世に言うならば、お姫様キャラ、つまりは主人公、ヒロイン。 決して交わることのないであろうと、僕、山田克人は勝手に思っていた。 そう、勝手に思っていたのだ。 「私がどんな人と付き合うにしても、それは私の勝手ですから」 今日も、僕は彼女に連れまわされる。 僕に拒否権はない。 2021年6月13日 追記 騙して悪いが俺の性癖なんでな これは異能力も出る。
更新:2021/7/11
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