成人式に階段から転げ落ちたその男は、意識を取り戻した先で自称創造神と会った。 神「貴方は死にました」 男「いや、あり得ないでしょ」 まるで信じる気の無いその男を紐付きバンジー的に脅かして信用を得た神様は告げる。 神「お詫びに好きな特性1つあげます」 男「そんな凄いの貰っても使いこなせる気がしないので、困らない程度のお金で」 しかし、転生先は素力と呼ばれるエネルギーを代価として扱う世界だった。 男「無難な所を選んだ筈なのに、何でこうなった?」 ――それは、「世界救済して」とか「別に何もしなくていい」とか言われて送り出された男の異世界転生譚――
更新:2023/8/27
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