100年から150年の昔というと、現代を生きている私たちには遠い昔のような気がします。 だけど考えてみれば、たかだか曽祖父かその先代の人が生きていた時代です。 歴史上の人物が何を語ったかは伝わっていても、その同時代の自分にとって先祖に当たるような人が何を語ったか、何を考えていたかなんて、ほとんど伝わっていないでしょう。 それどころか、そういった人々がどんな生涯を送ったかも知らないかも知れない。 そんな身近なはずなのだけど、歴史の中にその背景として埋もれてしまっている庶民だって、それぞれに懸命に生き、さまざまな思いを持ち、次代に託していたはず。 そんな思いは、忘れられつつ、それでも現在まで続いている。
更新:2024/3/27
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