私には「日本人」としての記憶がある。そして、その記憶の中の私は漫画やアニメ、WEB小説をこよなく愛するオタク女子であった。 そして私は漫画家という職業に就いていた。 だがしかし、気がついてみればここは「童話」の世界───人魚姫の物語の中だった。 乙女ゲームに転生した小説とか勇者に転生した話とか散々読んできたけれど、まさか自分が童話の登場人物に転生したとは─── 人生って何が起きるか、わからないな。とつくづく思ったわけなのですよ。 その上、今宵、私は泡となり───この世界の大気の一部となる。 ───と思っていたのに、私の描いた漫画が王子に見つかってしまい。 「人魚姫」であるはずの私の人生が大きく変わり始めたのだ。
更新:2019/8/15
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