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@オノログ
作者:無呼吸三昧
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コミカライズ
作:無呼吸三昧
今日は息子の優貴(ユウキ 10歳)と一緒に通っている空手道場のハロウィンパーティ。 参加のための準備を終えた父親の卓(スグル 42歳)は、突如、意識を奪って強制的にコンタクトしてきた創造神を名乗る男に異世界転移を強要される。 しかし、創造神の本当の目的は、家で飼っている犬のヒナタ ―ロングコートチワワ(オス)― を異世界へ連れて行く事だった。 現在の世界から無理矢理に引き剥がされた卓に優貴、そしてヒナタ。 再び出会ったポンコツ創造神から与えられたのは、妙に強すぎる加護やチートレベルのスキルと、ご都合改変された持ち物だった。 チワワのヒナタとオマケの優貴、さらにそのオマケ保護者の卓。 かなり微妙な二人と一匹が、一風変わった異世界を無双する!? …いや、それなりに暮らしていく、ちょっと愉快な物語である。 … 「――ねえ、お父さん… ハロウィンパーティはこっちにもあるかな…」 「……優貴、残念だが異世界にハロウィンは無いんじゃないか? まぁ…あんまり気を落とすなよ…」 卓がどう慰めた物かと思い悩んでいると、元気いっぱいの子犬のヒナタと、自称妖精(本当は粘性生物)のエラコがやってきた。 『にーちゃん! ハロウィンはぼくとやろうよ~』 (確かに、自分達だけで細々とやるしかないのかもしれないな。) 卓がそんな事を考えているところへ爆弾発言を投下するエラコ。 「なになに?ハロウィン?この世界にもあるわよ?」 「えぇ!あるの!!」 食いつく優貴だったが… 「でもハロウィンでコスプレは無いのよね~」 というエラコの返事にちょっと残念そうだ。 「そっか~ じゃあ何するイベントなの?同じ?」 「え? 普通に托鉢(たくはつ)よ?」 「た・く・は・つ?」 優貴は托鉢が良く分からないようだ。 「もしかして、エラコお前、俺達がいた世界のハロウィン知らないんだろ?」 「失礼ね、見た事あるわよ。 一回だけ…… 確か僧侶見習いの小僧が家々を回って呪文を唱えて食べ物を恵んで貰うイベントよね?」 「…」 ――そんなん…ハロウィンと違うわ~い!!―― 『…ごはんもらうの? いいなぁ。 ぼくはチキンがほしい~。』 こうして卓、優貴、ヒナタの異世界の旅は続いていくのであった。 ※本会話はイメージです。
更新:2018/9/11
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