――魔狼は夜明けへと咆哮する。 宗方由紀は常識の中に生きる人間だ。 学校に通い、数は少ないが友人と声を交わし、家に帰り眠る。 変わったところといえば、絶望的に美意識センスがないことと、 人に避けられるような容姿に対して不満持つくらいだ。 否、学生であった。 突如として抉り取られた心臓。失われる命、削れていく意識。 死の淵へと落ちる由紀を救ったのは、一匹の魔狼であった。 『フェンリル』 『魔術師』 『黎明機関』 『鎧騎士』 『囁き語り掛けるモノ』 「お前の願いはなんだ? 言ってみろ、付き合ってやる」 これは彼女たちを綴る記録である。
更新:2016/2/28
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