十年以上好きだった相手に失恋した後ローラはなかなか次の恋ができず、気づけばすっかり婚期を逃してしまっていた。 幼馴染のグリッドはずっと傍にいてくれるけれど「いつまでも待つよ」という言葉だけでなんの行動も起こさないから、彼が本当に恋愛感情を持っていているのか、ただの同情なのか分らずにローラはいつもやきもきさせられる。 「こんな状況いつまでも続けていられない!私だって人並みに幸せになりたいし、子どもだって欲しい」 焦りつつなかなか素直にも、吹っ切れることもできないでいるローラとグリッドに転機が訪れる。 これはきっと最後のチャンス。 最後の一歩を踏み出せない適齢期をとっくに過ぎたいい大人が繰り広げる恋愛物語。 ※「運命の扉は二度開く」に出てくるローラとグリッドのその後のお話です。前作を読んでいなくても大丈夫な……はず。
更新:2017/5/15
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