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タグ:ほんのりオカルト風味
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コミカライズ
作:唖鳴蝉
「迷い家」――遠野地方に伝わる話で、そこを訪れた者は、何であれ一つを選んで持ち帰らねばならないという。 その「迷い家」に、ふとしたはずみで出会ってしまった小学生が二人。魔法のスクロールを選んでご満悦の女の子を尻目に、何を選ぶべきか途方に暮れた男の子。半ばやけくその愚痴混じりに「迷い家」を選ぶと……驚いた事に受理されてしまう。ただし〝収蔵品〟も〝備品〟も別扱いの未完成状態で。 その後、無事に元の世界に戻れたのはよかったが……使い方も鍛え方も判らない魔法を貰った女の子と、どこで建築中なのかも判らない「マヨヒガ」を貰った男の子。少しずつ明らかになる魔法の内容とマヨヒガの謎(笑)。二人のささやかでおかしな冒険が幕を開ける。 (第一部 五年生 一学期) どうにか魔法の使い方も「マヨヒガ」の建て方も判明した夏休み、ひょんな事から自分たちの住んでいる町で怪異の事を調べ始める二人。ついでにこれを夏休みの自由研究に当てる事にして、怪異調べの口実にする。ところが、二人の境遇のせいなのか、思った以上に多くの怪異に出会す羽目になり…… (第二部 五年生 夏休み) 夏休みが終わって新学期が始まっても、なぜか二人の怪異調べは続く事に。なしくずしに怪異を調べていた二人は、以前にも増して多くの怪異(笑)に出会う事になる。挙げ句には何と〝異世界からの転移者〟の痕跡に出会う羽目に。← 今ココ そうこうするうちに、ついに二人の「マヨヒガ」が落成する。 (第三部 五年生 二学期) 小学生の述懐という体裁なので、会話やモノローグではいつもより漢字を少なめにして、凝った言い回しも減らしています。ただし、二人以外の会話やモノローグなどはこの限りではありません。また、二人が愛読しているようなラノベに出てくる単語や言い回しは熟知しているものとして、漢字のままにしています。 あやかし要素がほんのり登場し始めるのは十二章(第二部)からになります。ただし、妖怪退治のような展開は――当分の間は――ありません。 R15と残酷描写は保険です。 【お断り】 本作に登場する地名・人名・歴史・道徳・法律・価値観・慣習・伝承などは架空のものであり、現実のそれとは無関係である事を、予めお断りしておきます。現実で作中人物と同じような行動をとった場合、何らかの法規に抵触するかもしれませんのでご注意下さい。
更新:2024/4/9
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