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作:すぴんどる

究極のバフをかけていたのに、何もしていないと怒られました~パーティの「姫」のせいで追放された最強のバッファー、本物の「姫」と共に冒険に出る!~

常に最前線を歩むトップクラスパーティの一員フェルは、仲間からクビを言い渡された。 その原因は、パーティメンバーに色仕掛けをし、輪を乱した「姫」。 「バッファーはいいよな。  そうやって、魔法をかけたふりをしていれば、仕事をしたことになるんだからな」 究極の強化魔法をかけていたにも関わらず、何もしていないと言われ、パーティを追い出されたフェル。 そんな彼の下に届いたのは、本物の「プリンセス」の近衛兵の求人だった。 その求人に応じ、近衛兵となったフェルに、プリンセスから衝撃の事実が告げられる。 プリンセスの胸には、魔物の紋様が刻まれていたのだ。 魔物の血が混ざらない、純粋な人間である王族に魔物の紋様があるなど、世間に知れたら大混乱が引き起こされてしまう。 プリンセスはそれをフェルに伝え、そしてこうも言った。 「私はこの紋様の真実を知りたい。  だから……私をこの城から連れ出していただけませんか?」 今さらパーティに戻れ? もう遅い、俺は本物の姫と一緒にいるから。

更新:2021/9/9

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