竜族の王子の番(つがい)であることが分かったものの、相手は傲慢で最低な奴だった。 こんな奴に屈するなんて絶対やだ! そして始まる攻防と思いきや、内乱が起こり、城から二人で逃亡するはめに。 「ふん、仕方ないから一緒にいてやる」 「無理しなくていいわ。私は一人でも生き抜けるから!さ、もう行って」 「そ……ふ、ふん、強がりを抜かすな……っていない!置いて行くな!うあああ、俺の番!お前がいないと俺は!俺はああ!」 番への溢れる想いに翻弄される竜が、不器用ゆえに悶え苦しみ、少しだけ成長するラブコメな話。
更新:2019/2/23
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