現代から幕末へタイムスリップしてきた「高宮伊織」は、新選組で監察方として日々を過ごしていた。やがて慶応三年の九月が過ぎようとしていたある日、伊織は偶然にも土佐の中岡慎太郎と出会う。屈託なく好意を向けてくる慎太郎に対し、伊織は戸惑うが、その真っ直ぐさに好感を抱く。深く関わり合うべきでない相手と知りつつも、彼を待ち受ける未来を知る身として、伊織は深く悩む。そんな折、伊織は慎太郎率いる「陸援隊」へ間者として潜入することに。 淡い恋情に流されるか、新選組隊士としての忠義を貫き通すか……、伊織は大きな選択を迫られることになる。 ※新選組秘録―水鏡―の番外作品です。メイン長編を軸にしていますので、本作のみですと展開を理解し難い部分があります。
更新:2011/2/11
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