トウマ・セイガヤに戦闘関係の才能は無く、また努力すらしてこなかっために無能と呼ばれた…… 家は武術道場。その跡取り息子だった彼は、突如として現れた才能の塊の義姉にその立場を追われ、道場の立ち入りすらできなくなってしまった。 彼は悔しかったのか認めてもらいたかったのか……独学で突きの練習を繰り返していた。才能もなく、教えてくれる師もいなかったため、それは武術をかじったことのあるものなら失笑してしまうものだった。 五歳のころから十年間――笑われても繰り返し続けた彼は、ようやく自分はどうあがいても武術家になれないことが分かってしまい、王都のギルド養成学校で料理人の道を歩むことを決めた。 これは後に『二の打ち要らず』と呼ばれた少年の伝説である。
更新:2013/7/7
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両親の愛も期待も弟に注がれる。 凡庸な自分は時が来たならば家を出る。 そう心に決めて生きてきた。 あの日、運命の出会いをしなければ──。
更新:2022/8/27
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