15歳の頃、ブレイドはSランク冒険者になるという大志を抱いて上京した。 だが、現実は厳しかった。 彼なりに精一杯頑張ったが、後輩にどんどん追い抜かれ才能のなさを痛感する日々。 20歳の時、ついに彼はパーティの仲間たちからも見捨てられ、失意のままに5年放浪した末、彼は恥をしのんで故郷の村に戻る。 以来10年、彼はDランク冒険者として日課の鍛練をこなしつつ日々依頼をこなして細々と生活を営んでいた。 自分にはこれぐらいが分相応だ、と。 だが、彼はまだ知らない。 自分が超大器晩成型の人間であったことを。 20年こつこつこつこつと積み上げてきた経験が今、覚醒の時を迎えようとしていた。
更新:2019/1/21
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