とある日本に、体長百メートル、尻尾までを含めた全長は二百メートルに届きそうな、二足歩行する小顔のトカゲのような姿の大怪獣が接近していた。 それは過去、口から吐く破壊光線で関東と関西を焼け野原にした『破壊神』と称される怪獣だった。 そんな大怪獣が日本に上陸し、蹂躙しようとしたとき、その足元が不意に輝く。 その不思議な輝きが止むと、そこにいたはずの大怪獣が消えていた。 場所は変わって異世界では、魔族の侵攻に悩む人間種族が、魔族を撃ち滅ぼしてくれる存在を求めて、英雄召喚の魔法陣を発動させる。 しかしその魔法陣から出てきたのは、その世界の人たちが『地竜』と誤解してしまう容姿を持つ、体長百メートルの大怪獣だった。 これより、大怪獣の異世界破壊と闊歩が始まる。
更新:2018/12/21
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