次期王妃ロゼリーは、次期王であるセシアンの心をおもんぱかりこう言いました。 「セシアン様、実は私……好きな人がいるのです」と。 セシアンの心に別の誰かがいることを知っていたロゼリーは、そう言って大好きなセシアンの心の重荷を軽くするのです。そして、告げられます。 「ロゼリー、……私も好いておる者がいる」と。 三日後に迫った婚姻式と戴冠式。 「……今さら破棄はできない。私はロゼリーに酷なことを願うしかない。王妃になってほしい。そして、側妻を認めてほしい。ロゼリーの気持ちを犠牲にして、こんな願いを口にする私は情けない男だな」 ロゼリーは受け入れます。そして、孤高の王妃たるロゼリーの生活がはじまるのです。 健気な王妃の物語です。 短編のつもりで執筆しましたが、文量が多くなり二部に分けました。二部にて完結です。
更新:2017/4/25
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