ファティ・マイゼルは、不世出と謳われた人形技師ガゼット・マイゼルの後を継いだ17歳の孫娘である。そんな彼女のもとに、人形技師ギルドから自動人形の修復依頼が舞い込んだ。 依頼の自動人形が、かつて祖父が手がけたものだと知り、祖父の人形を家族のように思っているファティは二つ返事で引き受けた。 しかし、依頼元である貴族の家はボロボロのお化け屋敷と化しており、出迎えてくれた当主の息子ユニウスは、借金を返済するために人形を売り払うのだと話す。 技師を呼んだのは、お別れする前に、せめてきれいにしてあげたいからだと。 さみしそうに人形を見つめるユニウスの眼差しに、自分と似たものを感じ、ファティはなんとか人形たちを売らずに済む方法を考えるのだが……
更新:2015/6/4
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