現代。御影市。高校三年生の夏。 何の変哲もない蝉時雨と陽炎の昼下がりだった。 一枚のアルバイト募集のビラが指し示す仕事先は、なんと探偵事務所。胡散臭さ満点のビラに興味を持った僕が向かうと、出てきたのは探偵というには年若い優男で。 「やあ、お客さんかな? いらっしゃい」 魔術師で探偵の青年との出会いが、住み慣れた街に潜む謎を浮かび上がらせる――。 ※物語の性質上、応援コメント欄にネタバレや、他の読者様の推理を含む可能性があります。未読・既読に拘らず、全て自己責任での閲覧をお願い致します。※ ©︎ 2019 蟬時雨あさぎ
更新:2023/5/4
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