慶長十二年、結城秀康は実父である徳川家康の謀略により病に倒れた。 余命が僅かしかない事を悟った秀康は、かつて徳川家で唯一家族として自らに優しく接し、父である家康に自害に追い込まれた実兄の松平信康のことを思い出していた。 そして、自分が信康と同様に徳川家康から危険視され、暗殺されようとしている事を悟った秀康は父への憎悪を漲らせ、自らの手で父を討ち、復讐する事を考えていた。 そんな時、秀康に不思議な声が聞こえてきた。 『お主に全てを失う覚悟があるなら、力を貸す』 全てを己の心に秘め、秀康は一人行動を起こした。 木偶人形の如き生涯を送る事を余儀なくさせた父への復讐の為に。
更新:2014/8/11
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