あの世への水先案内をする死神の姿は、死者や死期が近い者にとって最も大切で会いたいと思う者の姿に見える。 しかしそんな存在がいなかった少女には死神自身の姿が見えた。 「なら大切な人なんて良かったわ。だって死神の姿を見れる人間なんて、きっととっても特別よ」 本来出会うことのなかった、孤独な少女アリシアと彼女から友達として振舞って欲しいと頼まれアーサーと名付けられた死神。 交流の中でアリシアは少しずつ孤独を埋めていき、アーサーは今まで知らなかった感情を知っていく。 このお話はアリシアが死ぬまでの間の短い物語。
更新:2019/11/11
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「天使は貴様を哀れんで下さるか? 神は貴様を救って下さるか? ノーだ。信ずる者は救われる、そんな都合のいい救いなどありはしない。神に代わって俺様が救いの手を差し伸べよう。俺様は煉獄の七柱が一体、アスモデウス。さぁ、俺様の手を取れ、人に見放されし人の子よ。貴様が捧げし“代償”と引き換えに貴様に“力”を与えよう」 ――これは、天使達に反旗を翻す破天荒な暴君悪魔と、その下僕となった少女のバイオレンスファンタジー。
更新:2010/10/17
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