ネアは歌乞いだ。 雪深く魔術の潤沢なウィームに呼び落とされ、人ならざる者達が隣人として暮らすこの世界で、ウィーム領主の館で契約の魔物を伴侶にして、ご主人様!となってしまう魔物に三つ編みを引っ張って欲しいと強請られつつ、日々の仕事に励み暮らしている。 天賦の事故率を誇るネアの、ほのぼのゆったりとした美しいウィームでの日常と祝祭、美味しい食べ物と不思議な生き物たち。 苦労人で魔術書オタクな領主に、その庇護者の怒ると怖い妖精、狐姿でボールに夢中な義兄の魔物や、時々ちびちびふわふわした生き物にされてしまう使い魔に、仕事終わりに遊びに来る死者の王まで。 これは、「薬の魔物の解雇理由」で、魔物を解雇したネアと、ネアを伴侶にしたディノのその後のお話です。
更新:2022/3/27
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その日、訃報を受け取ったネアハーレイは、ひとりぼっちになった。 家族を殺した人に恋をしていたと知った夜に辿る、とある雨の日の記憶。 短編だけでも読めるようにしておりますが、「薬の魔物の解雇理由」に登場するネアの物語です。
更新:2021/8/20
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その深い森の奥には、魔術を持つ人々が暮らす美しい国がありました。 そんなある日、その国のお姫様である白雪姫は、魔法の鏡に唆された後添えのお妃様に森に放り出されてしまいます。 仕方なく白雪姫は、噂に聞く森の小人が住むというお屋敷に行くことにしました。 そのお屋敷には財宝が溜め込まれており、素晴らしい料理人がいるという噂を聞いていたのです。 しかし、森には小人など住んでおらず、素晴らしいお屋敷の主人は美しくも残忍そうな魔物なのでした。 このお話は、守り手に渡されていた守護魔術で悪い魔物達をちびふわ毛皮動物に変えてゆく白雪姫と、白雪姫の撫で回しに籠絡されたちびふわ達、そして時々周りのことが見えなくなるうっかりなお妃様の物語です。
更新:2018/1/2
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魔物や妖精、竜や精霊が当たり前のように隣人として暮らす世界。 唯一魔術を身に持たずに生まれてくる短命の人間の契約し、使い魔となったアルテア。 彼のご主人様は、魔術可動域は現在、九。 この世界では自力で洗濯も出来ない、飛蝗と土筆と同レベルのとても残念な人間である。 そんな人間をこよなく大事にする、魔物の第三席、選択を司る魔物の失踪までの経緯を紐解く物語です。 こちらは、完結済みの小説、「薬の魔物の解雇理由」の完結記念企画の投票による物語となります。 初めての方にもある程度は読める構成にしてありますが、本編を読んでからのご拝読をおすすめしますこと、ご容赦下さいませ。
更新:2019/1/28
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