「千里! 新しい物語を思いついたんだ、ちょっと解いてみてくれないか」 ある日の放課後、友人の橘礼人が突然そう声をかけてきた。その日は久しぶりにバイトがなく、家でゆったり過ごしたかった俺はすげなく断ろうとするが、強引な誘いに根負けして引き受けることに。礼人が語る物語、タイトルを『トマトジュース館の殺人』といい、トマトジュース館という奇妙な館に集まった四人のトマトジュース発明家のうち、一人が奇妙な状態で殺されるというものだった。一体だれが犯人なのか推理してみてくれと言われ、俺は面倒に思いながらも思考を始めたのだった。 ――読者への挑戦(?)が入っています。もしお暇であれば、少し考えてみてください。 アルファポリスでも公開しています
更新:2016/11/16
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