マテウス・ホーファーは鞄を開いて驚いた。見知らぬネコが入っていたのだ。 城を出て国境に向かう旅の途中だ。引き返すこともできない。 ──捨てていこう。 そう思ったマテウスだったが、ネコはどうしても離れてくれない。仕方なしに連れていくことにしたが、失意のどん底にいるマテウスにはネコのぬくもりが思いの外、心地よく感じられた。 ──ネコのいる旅も案外悪くない。 そう考え始めた矢先…… ◇エブリスタにも掲載しています ◇エブリスタの『新星ファンタジーコンテスト(テーマ・旅は道づれ)』で佳作をいただきました
更新:2021/12/4
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