ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

噛めば噛むほど

5.0
0

 へのジレンマ。これを読んだ当時のレビュー(というか紹介文)に、「骨まで食べては」の部分を安易に取り上げたがまぁそう、ゾクッとしたのだ。


 内容的には「お料理小説」だと思います。イカの塩辛かぁ。いつも言葉のセンスにぐっと掴まれるんだよなぁ。


 おいしい食べ物特集に後に入ったそうだ。という事実を頭に置いて読んでみて欲しい。かなり異風だ。未琴さんに聞いてみたい、それはどう受け取ったのかなと。


 個人的にですが私は実は、その特集の意図とは裏の感情で読んだんだ。食べたいものと言われてもなぁ、という時期のせいでその「生命維持」の意味が虚空になったことがあるからだ。彼女の気持ちが少しわかる、理由は違うけれども。


 出されたら食べるよとも、実は違う。

 けれど物語は「少し前向きになれたね」という印象を残すのではないかな、と思う。そこを噛めば噛むほどに、と私は考えた。


 あと、作者さんはちょいちょいロックな方だ。ふわっと絡められる例えば音楽などがエモい。けど、特別意味を絡めているだろうか、というのが「イカを捌く」なのかもしれない。


よくある日常の中にある「ドラマ」です。人は、生きていれば1本の小説になるというくらいですからね。「ただの日常」なんて、物語では当たり前に無いが、私たちにも無いものなんです。

詩木燕二

登録:2021/8/16 07:32

更新:2021/8/17 04:21

こちらは詩木燕二さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

同じレビュアーの他レビュー!!