【物語は】
いつもと違う親友から告白を受けるところから始まっていく。恐らく主人公にとって親友は恋愛対象ではなく、自分の価値観としては男同士で恋愛ということに、結び付かなかったのだと思う。まず、何故彼が男である自分を恋愛対象として選ぶのか。自問自答していく。
【登場人物の魅力】
親友は、異性愛者なのだろう。親友の告白をすんなり受け入れることが出来ず、まず理解しようとするところから始まっていく。考え方が違うが、相手をはねのけるのではなく、理解しようと詰めるところが素敵である。それでも、すぐに理解することが出来ず、苦悩する。
自分が異性愛者であれば、当然の反応だと思われる。
複雑にしているのは、相手も根っからの同性愛者ないからなのだろうか。
答えが出ないのは、何故自分なのかという事が分からないからなのかもしれない。親友も、単に想いを告げるだけで彼の疑問を解消してはいない。すれ違ったまま進んでいく二人の想い。どうなっていくのだろうか。
【物語の魅力】
綺麗な情景と澄んだ空気。まるでそれは純愛を表しているようで、素敵な始まりだと思った。(月と冷たい空気により感じたこと)
どんな状況で相手が覚悟を決めたのかが伝わってくる。
ここで思う事。直ぐに返事を貰わないのは期待の意味があると思う。よく考えて貰えば、うまく行くのでは?という想い。そして反対に、返事を先延ばしにしたいという心理もあるだろう。
この時、親友は何を思っていたのだろうか。
少なくとも、食事に行ったりするような仲であり打ち明けても偏見で見る様な相手だとは思っていないと思う。
そんな二人が、少しずつ心を通わせ、答えを出していくのだろうか?
(主人公は、まだ理解が追い付かない状態な為)
【物語の見どころ】
告白から始まる物語。恐らく、主人公が相手の気持ちを理解し、自分自身の気持ちと真摯に向き合っていく過程に見どころがあるのではないだろうか?
そして、段々と自覚し、両想いになりその後という流れではないかと想像する。親友サイドもあるので、両側の気持ちを見ることが出来る。
あなたも、お手に取られてみませんか?
告白のその行方。是非、その目で確かめてみてくださいね。
登録:2021/8/28 21:31
更新:2021/8/28 21:31