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Episode19

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召喚士が陰キャで何が悪い【Web版】

成長する主人公が好きなアナタに

もうタイトルの通りです。 この作品は、ゲームのようなファンタジー世界と現実世界、二つの世界を舞台にした少年の成長物語です。 一人称で書かれているおかげで、その主人公の心理の変化等も非常に上手く描かれています。 タイトルに「陰キャ」とありますが、主人公の性格が悪いなんて事はありません。ちゃんとした倫理観を持ち合わせた、好感の持てる主人公に仕上がっています。 そして魅力的なのは主人公だけではありません。 主人公の成長を確かに手助けするヒロイン達や、サブキャラクター達も非常に濃いキャラクターです。 このキャラ達の魅力的なやり取りが、物語の面白さを一気に底上げしてくれています。 世界観も独特で、現実世界とファンタジー世界を行き来するタイプ。 現実世界の日常も良ければ、ファンタジー世界の世知辛さもすごく良い。 総じて言えるのは、ファンタジーWEB小説にあるべき進化形態。そんな感じの作品。 安易な異世界チートものに飽きて来た人にもオススメです。 所謂ステータス描写等もあって、些か癖はありますが、とても味わい深い作品でした。

5.0
1
鴨山兄助

囁くヴァニタス

どうか、物語の語りかける囁きに耳を傾けて

ヴァニタス──寓意画。それは人生の虚しさや、世の儚さをキャンバスに落とし込んだ、静物画のジャンルの一種を言います。 物語の舞台は学問と芸術の都・ヴェレス。 裏通りでひっそりと文具店を営む主人公・ライルのもとを、生真面目な少年・ルドルフが客として訪ねてきます。 曰く、「贋作屋」としてのライルに仕事を依頼したいと。 実直なルドルフに対し、人気サロン「火曜会」嫌いを豪語するライルは少々ひねくれ者。さらにある大きな秘密を抱えています。 そんなライルに度々振り回されるルドルフですが、絵画への熱量が並々ならぬものであるのは彼も認めるところ。 読者はライルの解説を通じ、芸術にまつわる見識や理解を深め、ルドルフの目を通じて、ライルという謎深き人物と、「火曜会」という豪奢なヴェールに隠されたほの暗い真実を知ることになります。 作者様は複数の書籍化作品をお持ちですが、この作品はいつまでも忘れられません。 文章の巧みさもさることながら、魅力的な登場人物たちの軽妙な掛け合い、芸術にまつわるシーンの説得力、キャラクターがほんとうに「生きている」と思わせる力が素晴らしい。そんな中にヤンデレもひょっこりいたりする。 何より、最初から計算され尽くした物語の構成が素晴らしいの一言。最後の最後までたどり着いたとき、「ここに繋がるか!」と膝を打ちました。 幕引きも見事で、あまりに鮮やかな結末の描きっぷりに、私たち読者も物語という一つのうつくしい「絵画」を鑑賞していたかのような、そんな錯覚に陥ります。 無駄な描写は一切ありません。最初から最後まで物語が語りかけてくる囁きを聞きこぼさず、見落とさず、見逃さず、ぜひライルとルドルフのたどり着く結末をご覧ください。

5.0
1
バケタ

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