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サヴァイヴ・アライブ ―殺戮人形の矜持―

敵はカリスマ。偉大なるもの。正義を屠るか、土に還るか。

その計画は、陽の目を見ないはずだった。「先天的に作る。それが私たちの研究のコンセプトです」 ――彼女たちは、『設計された生』を享けた。 かつての英雄バーンズが、故郷を地獄に墜とすまでは。「よって我々は! アメリカ政府に宣戦を布告しよう!」 ――狂える故郷。燻る乱世。 未だ再興の道半ば。「『リ・アメリカ連合国』をここに建国する!」 ――敵はカリスマ。偉大なるもの。 街に溢れる暴徒たち。「フォーエヴァ、ヴィック!」 ――決死の任務。 「バーンズは爆発的な感染力を持つウイルス兵器を」 ――刹那の命。 「島全体が生きていると言っても過言ではない、『生ける島』」 ――手にした生の見返りは。 出撃せよ。「作戦開始は明後日二〇〇〇」 生き残れ。「こんなはずじゃなかった」 辿り着け。「作戦を完遂するか、死ぬかのどっちかだ」 ――正義を屠るか、土に還るか。 緑の魔窟。「都市伝説かよ?」 命の修羅場。「もう気づいたらしいな、おれ達の侵入に」 生き延びた先に敵が待つ。「もう一度、君と会いたかったよ」 ◆サヴァイヴ・アライブ ―殺戮人形の矜持―◆ 光を見るか、淵へと沈むか。いずれ死線の向こう側。

5.0
0
中村尚裕

ユフの果樹園 【ユフの方舟1】

いろいろと人生について考えさせられる物語。

(感想です) 表紙、素敵ですよね。 以前”わたしを離さないで”という映画を観たことがあります。それは臓器提供の為のクローンのお話だったかな。 この物語を読んで、いろんなことを考えました。人間が人間を補うということ。人生を選択するということ。覚悟を決め、時を生きるということ。 今人類は、正に誰にでも等しく死が訪れる恐怖と戦っている。その中で、限りあるからこそ自由に悔いなく生きるということを考えている人はどれくらいいるのだろうか? ただ、それが出来る人というのは心に余裕がある人なのだとも思う。 この物語では、どちらを選んでも”種を絶やさない”という選択なのだろうなと思う。なので、どちらもあまり幸せには感じなかった。長く生きても、果実としてその命を捧げても。だからこそ、自分たちで選択して生きることの尊さを感じることができる。今の自分の人生がどれほど恵まれていて自由であり、幸せなのかを。人生に不満ばかりの人には是非読んで欲しい物語だなと思った。 特に日本は自由な国だと思う。ニュースなどを見ていても、何かを力ずくで強制されたりしない国だ。だからこそ、その自由を守るために一人一人が常識的に、かつ良識を持って生きるべきなのだと。 自分の人生やこの国について深く考えさせられる作品だなと感じました。 あなたも是非お手に取られてみてくださいね。 おススメです。

5.0
0
crazy's7

そして、君たちは世界の片隅で引きこもることを選んだ。

鎖国政策下の日本に生きる人々の想いに触れる、ディストピアSF短編集。

 この海の底は、少女との約束の地でもありました。  エネルギーの枯渇問題は、この地球に生きるものすべてが無関係ではいられません。  日本は『独自の技術』によって海洋や宇宙に大規模なエネルギー供給機構を創り上げ、鎖国することを選択します。  女性は国民の義務である徴労のため、数ある職場から海底施設を選びました。  そこへの道中、高校時代のクラスメイトと再会したことで『幼なじみの少女』のことを思い出します。 「二十歳になったら、あの場所で再会しよう」  かつての約束を胸に生きる姿は背景描写と相まって、女性のまとう空気感を切なくも美しいと感じさせます。  どこか空虚感もある「海底庭園」は元クラスメイトの視点から見ると、また違う景色を映し出します。  そして「天上の庭」では国家機密の『核』が判明し、この世界がディストピアなのだと印象づけられました。  とても好きな群像劇作品です。  ━━━━━━━━━━  こちらは元々、3つの短編からなるシリーズ作品として掲載されていたものが『加筆修正』された連載作品です。  群像劇となっているため、一人ひとり違った価値観から生きている様子が伺えます。  個人的に地の文が好きで、頭の中に幻想的なイメージを思い浮かべながら読んでいました。  鎖国された日本で『国民の義務』が課せられているような世界観、その核にある『国家機密』がなんなのか分かった瞬間はかなり驚きました。  3作目「天上の庭」を読むまでは『ディストピア』という感覚はなかったのに、秘密が分かってから読み返すと一気にディストピア国家・日本を感じられました。  ━━━━━━━━━━  現在15話(約4.2万字)で、各5話ずつ区切られています。  百合要素(ガールズラブ)があるのは「海底庭園」の2作品ですが、それほどあからさまではないので苦手な方にもオススメしたいです。 ・海底庭園 ■竹下  幼なじみの少女との約束を胸に生きる女性のお話。 ・海底庭園 ■亀田  好きな女の子と再会し、高校時代の出来事を振り返って前に進むお話。 ・天上の庭 ■江崎  普通の技術要員だった男性が、国家機密に関わるお話。

5.0
1
mochi*(読み専)

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