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何度異世界転生しても最強で美少女なあの娘が倒せない件について

天才が描く目に鮮やかな世界

冒頭の数行でノックアウトされました。 だって、読み始めた途端にあまりにも鮮やかでポップな映像が一気に流れたんですもん。 びっくりしましたね、あのときは。 タイトルを見れば分かるとおり、転生ものの異世界ファンタジーです。 設定やストーリーに奇抜なものはありません。 あるいは、ありきたりと言われるようなものかもしれません。 しかし。しかしです。 そのありきたりと思えるものを鮮やかに描き出し、演出し美しく文字を並べてわくわくドキドキはらはらほろりと楽しませてくれる、究極のエンターテインメントなのです。背中のうぶ毛が逆立つほど面白いんです(当社調査)。 なんてことはない“普通”をこんなに面白く書けるって、最強ですよね。 ウェブ小説を読んでいて、すごいと思った作品や作者には何度も出会ったことがありますが、天才だと思ったのは(今のところ)この方だけです。 まったく見ず知らずの、どれほどの努力を重ねてこられたかも知らない他人が、安易に「天才」なんて言葉でくくるのは失礼だとは思うのですが。出会ったときの衝撃があまりにすごくて、私の語彙では他の賞賛の言葉が思い浮かびません。 この人、絶対西尾維新並みに売れる。自分が編集者だったらこの人で一生食べていくのに……惜しい!って、かなり本気で思いました(笑) アホなレビューを書いてしまいましたが、ともかく最高にカッコよくて、エキサイティングで、泣きたくなるような山場があって、愛すべき登場人物たちが飛び回る物語です。 是非読んで、あなたも作者さんファンクラブへご入会ください。(他の作品も超カッコいいですよ。SF系が得意です、作者さん)

5.0
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ぱんだ郎

マルゴ・トアフの銀の鳥

読み終わるのが寂しかったくらい好きだった作品

ネット小説を読んで、いいな、好きだな、うまいな、と思うことはたくさんありますが、本気で読み終わった後に「ああ、もう終わってしまった」と寂しさを感じることは実はほとんどありません。 それは、私自身が長めの作品をあまり読まないからというのもあるので一概には言い切れないのですが、とにかくこの作品を読んだあとはそこまで感じました。 色々すごいなと思うところはあるのですが、キャラクターの描き方が作品全体に与える影響。 これがこのお話の中で、特に大きいのではないでしょうか。 ざっくりとしたキャラ設定自体は、見たことあるような印象でも、それをステレオタイプ化したり、単純化したりせず、きちんと一人一人を見つめて書いてらっしゃるように思えて、それがとても私は好きでした。 別に変わったことをしようとしなくても、しっかりキャラクターと向き合うことで彼らには個性が与えられるし、奥行きも出てきます。 また、そうやって様々なキャラクターを通して多角的な視点から物事を描いているため、ストーリーの言わんとすることが押しつけがましかったり説教臭かったりせず、読んでいるうちにすとんと内側になじんでくる感じでした。 ガリガリ自分の言いたいことを押しつけるのではない、一歩引いた描き方は、いち書き手としても、できるようになりたいなと思います。 設定、世界観の提示の仕方もお上手です。 とても緻密に構築されていて、けれど、それぞれのキャラクターを通して小出しにされていき、自然とどういう世界であるかが入ってきます。 個人的にはハーヴェイとリオのお兄さんが好きでした。 みんな良かったんですが、特に。 取り留めもない感想ですが、とにかく素晴らしい作品でした。

5.0
1
ぞーいー

黒ダイヤ、地底からの叫び、ガスと炎に襲われた炭鉱夫たちの命。

未来の礎となった人々のドキュメンタリー

炭鉱夫が主人公の小説、と聞いて「わあ面白そう!」という人はあまりいないと思います。ましてや、エネルギーが石炭から石油へ移り変わる時代が舞台、なんて聞いたら「なんか暗そう」と敬遠してしまう人も多いのではないでしょうか。 どうかその気持ちのまま、ページを開いてみて下さい。決して明るく楽しいお話ではありませんが、ウィットに富んだ丁寧な文章によって、炭鉱町での暮らしやそこで生きる人々の苦悩が目の前に迫ってきて、気がつけば物語に没入していると思います。 小説の後半部分を占める坑道内での大事故については、作者様と浅からぬ縁のある町で実際にあった出来事のようです。非常にリアルで、ラストの展開には涙を堪えられないと思います。読み終わった後も物語のことが頭から離れなくなってしまうかもしれません。それでも、戦後の復興や高度経済成長を支え、私たちの日常の礎となった人々のドキュメンタリーをぜひ読んでいただきたいと思います。 (蛇足ですが、炭鉱や炭鉱町に関する描写がとても興味深いです。たとえば昭和なのにある程度キャッシュレスで生活できたとか。炭鉱会社指定の店を利用し代金をツケにして、後日給与から天引きされるシステムがあったらしいです。そういった小ネタや歴史が大好きな私はめちゃくちゃ前のめりになってしまいました。同志におすすめしたいです)

5.0
0
mu

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展開は重めだが、『物語』として面白くて一気に読み終えた。 最終的にヒロインに想いを寄せる相手が、半分血のつながりのある義弟と、そうとは意図しないままヒロインを追い込んで、心と体に傷を負わせる原因を作った婚約者の王子の2人なのが、ああーーー……という気持ちに。 恋愛ものではないので、二人とヒロインがどうなるかは描写されないまま終わるが、個人的には義弟派。