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私の推しが今日も最高に尊いので、全力で幸せにする!

今日も最高に尊い作品……ッ!

レビューを書こうと思い読み返して、あまりの尊さに血を吐きながら五体投地したくなる……そんな作品です(本当) 書きたいことが多すぎてオススメポイントがまとまらなくなってしまったので列挙していきます。 まず大まかなストーリーとしては転生者の限界オタク(主人公)が推しを拾ってしまって、原作改変を恐れつつも全力で幸せにするべく動いていくっていうものなんですが、主人公の愛(ただし”推し”への気持ちであって恋愛感情とは少し違う)とそれを向けられている推し側のすれ違いがもうたまらない尊さです。 すれ違いも、タグにあるように鈍感な主人公がその要因の一つではあるのですが、あまりに強い推しへの気持ち!!があることや後述するように主人公が非常にとても良い性格をしてる……ほんとに良い子……なことで鈍感系にありがちなイライラしちゃうって事も無くひたすらに光を享受できます。 ストーリー展開もかなり盛り上がる展開になっていて、さらに推しと初めから甘々展開……ということもなく、しっかりと描写されていて不自然じゃないのもオススメしたい所! これは絶対惚れるって……って推し目線で考えてみても思うものになってます。 主人公がまず良い子で可愛い!! 主人公についてはオタク特有のハイテンションが面白い所なのですが、それ以上に推しを思っての行動が凄い良いんです。暴走気味になっちゃうところもあるのですが、それも含めて良い所……共感するところもあるし、たまになるアワアワとした一面も凄く非常に可愛いです!!!! また、完結しているというのもオススメしたいポイント! ダレてしまうなんてこともなく、むしろ供給が!足りないっ!って叫びたくなる位にスッキリとまとまっています。 もっと尊さが欲しくなったら番外編が投稿されているのでそちらを、そして同じ作者さんのものも是非……。 ダレてしまうなんて事が無い、と前述した通り本編通してスリリングな部分、展開としての山や谷、暗い展開はしっかりとあるのですが、胸糞な感じが一切無いっていうのも良い所です。(転生などのファンタジー要素はあるものの)前述した推し目線の感情も含めて、なんでこんなことしてるの?みたいな違和感がありません。登場人物みんな生きてる人なんじゃ?っていう自然さで、不必要なストレスが無く安心して何周も読めます。まさしく光属性って感じです。 かなり有名な作品ですが、もし未読だったら是が非でも読んでみてくださいな!! 男女問わず恋愛モノが好きだったり何かを推したことがある人だったら絶対に刺さるハズ! 万人にオススメできます!

5.0
1
呑んだくれのよみせん

連合軍第13師団飛行部隊 ~四◯四分隊のツバメちゃん~

くそったれの世界で語られる、あるバディの物語

謎のウィルスによって滅びの淵にいる人類。 しか、彼らが選んだのは手を取り合って脅威と戦うことではなく、イデオロギーをめぐって銃を向け合うことだった。 劣勢の中で戦う原則主義派は、ウィルスがもたらした異能の力で圧倒的多数の敵勢をかろうじて押しとどめていた。 物語は不破直(すなお)の着任から始まる。 本作はそんなハードな世界観ですが、主人公たちに終末感や捨て鉢な空気感はない、と言うより真逆の生き方をしています。 人命は羽のように軽く目の前の現実はグロテスクですが、彼らは決して絶望しません。 物語は「運命なんてワンパンでぶっ飛ばしてやる」と言わんばかりに暴走する直と、トラウマの為に彼女と向き合えないルードルマン少尉を軸に展開します。 2人は時に反目し、時に拳で語らいながら最高のバディとなってゆきます。 主役の2人をはじめキャラクターたちが魅力的で、主人公直は墜落させた飛行機の残骸から現れるいうインパクト絶大な登場シーンをかましてくれます。 ルードルマンも直と殴り合いを演じる武闘派ですが、一方で彼女を気遣う一面を見せてくれます。 そんな2人が不器用ながら相手を気遣い、歩み寄ってゆく過程は読んでいてにやにやしてしまいます。 第一部は、周囲の助けを得て、2人がお互いを認め合う最初の一歩が描かれます。 第二部以降も困難が降りかかるでしょうが、2人のその後がどうなってゆくのか、目が離せません。 ミリタリーが好きな方が喜ぶ描写がてんこ盛りですが、読むにあたって軍事知識などは必要としないので、バディものやアクションものが好きな方にもお勧めしたい一作です。

5.0
1
萩原優

記憶をめぐる、彼と少女の物語

記憶を失った少女と、彼女に巻き込まれた男。彼が最後にした決断は——。

 山岳民族の住む山奥にある『遺却の湖』。その水に触れた者は、記憶が溶けてしまい、別人のようになってしまうという——。  その溶けた記憶が凝ってできた「追憶の石」を拾い集めて日々の糧に変えていたヴァールは、その湖で一人の少女に出会う。  硬質で美しい湖と静かなヴァールの心情の描写から、少女ビルカが意識を取り戻した後の圧倒的に無邪気でヴァールを振り回すギャップが凄まじく、思わずニヤニヤしてしまいました。  彼女に絆されるでもなく内心でぼやきながらも、ついつい世話を焼いてしまうヴァールと全力でそこに甘えていくビルカのほのぼのしたお話になるのかと思いきや、やがて語られるヴァールの暗い過去。  全ての記憶を失いたいと思うのがどんなことなのか、ビルカがその特異な能力を使っている時に、ヴァールだけがその悲しみや苦痛に気づき、気づいてもらえたことで、半ば無意識に涙を流したビルカのシーンで胸がぎゅううっとなりました。  やがて、ビルカの過去が明らかになり「変わりたくない」と言っていた彼が駆け出す背中はもう最高に格好いいのです……!  彼らを見守る山岳民族の守り神やその使いの青年、そして彼を気遣う少女カムラや村人たちがなんだかんだみんないい人たちなのもほっこりポイントでした。  ぼやきがちだけど優しい元軍人と破天荒に無邪気な少女の運命の物語、本当におすすめです!

5.0
0
橘 紀里

最近の「いいね!」

小説家になろうファンタジー短編完結

魔法少女になるからわたしと契約してよ

法律ヤクザな魔法少女

オチにニヤッとするが、私もこんな魔法少女はイヤだ。 短編小説に定評のある燦々SUN氏の作品で、安定した文章と構成は安心して読める。 「わたし、魔法少女コントラクターまりん! 父は弁護士母は詐欺師。愛読書は六法全書! 今日も、無法地帯出身の蛮族達に契約の恐ろしさを教えちゃうゾ☆」(本文より引用)

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

カクヨムファンタジー連載:98話完結

林檎と甜橙、女奴隷とその主人

まだ転がり続けるの? 意外な展開でぐんぐん読まされる

異世界からきた、とある男性の面倒をみることになったレティクラタ。彼の世話のため女奴隷を買うことにした。  …という感じで始まるこの作品。導入部は男性との恋愛もの?と思っていたのですが、話は思わぬほうへ転がり続けます。最後まで!  長短にこだわらないエピソードの区切り方や、直接的な表現をすることなく関係の変化を匂わせる描写など。いろんな箇所に効いている技やシリアスとコメディの緩急も見事で飽きさせず、どんどん読めてしまいます。 本当に面白かった。  設定もしっかり練られているようで、この先のエピソードや登場人物たちの細かい背景まで気になってしまう魅力的なストーリー。  軽い読み口が好みの方、少し深めの考察が好きな方、どちらにも楽しめる作品です。ぜひいろんな方に読んでみてもらいたい。おすすめです!