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詰みかけ転生領主の改革(旧:詰みかけ転生領主の奮闘記)

まさに内政ものの傑作!

享年29歳の男――人生をドロップアウトするには早すぎる死だったが、気が付けば領地を持つ上級貴族の息子、ソラ・クラインセルトとして転生していた。 ――主人公の両親が統治する場所は、賄賂に横領、重税、領主軍を使っての領民拉致&奴隷化etc……。 眼前に広がるのは、豚領主(父親)によって破滅寸前まで追い込まれた“詰みかけ領地”! ソラ・クラインセルトはこの状況を巻き返せるのか!? まさかの二歳児が挑む、領地改革ファンタジー登場。 ///// なろうを昔から利用している人なら見たことがあるかもしれないこのタイトル。 二歳児が内政なんてできないだろ、なんて思ってしまって、当時は読まなかった記憶がある。 けど改めて読んでみて感動してしまった。 安心してください、二歳なのは最初だけです。 というより二歳がどうのこうのなんて気にならないぐらい物語が面白い。内政の知識ももちろんだけど、主人公が選び取った最後のエンディングの形まで含めて、すべてが綺麗にまとまっていて面白かった。まさに最高の終わり方だと思いました。

5.0
1
logging

水属性の魔法使い

なろう的な要素を昇華して生みだされたなろう屈指の本格ファンタジー!

この作品は、なろうではよくある異世界転生から物語が始まる。神様の代わりに天使が出てきて、ちょっとした転生特典を添えて、主人公を異世界に送り込む。 その世界で、主人公は地球で得た科学の知識を活かして、水属性の魔法を極めようとする。なぜか途中で剣の腕も極め始めるのだが、あくまで彼は魔法使い。転生先は人っ子一人いない魔境。そこでのサバイバル生活から物語は始まる。 そして20年ほどの研鑽を経た後、その世界の住人である「アベル」という冒険者と出会う。 そこから主人公の壮大な冒険が始まる。20年の研鑽によって磨かれた水属性の魔法と剣技は、人類の中では圧倒的であり、その力を用いてアベルの危機を救い、とある王国の危機をも救う。 それだけ聞けば英雄譚だが、主人公ののほほんとした性格は、全くそういった印象を感じさせないものだ。良い意味で力が抜けていて、どこまでも自由に好奇心の赴くままに生きている。親友アベルとの会話はボケとツッコミが絶妙で実に面白い。 そんな風でありながら、物語はより広がりを見せ、世界はそのうちに抱える「謎」に主人公と読者を誘う。読み始めるとワクワクが止まらない。 ファンタジー好きとしては「こういうのが読みたかったんだよ!」と叫びたくなる、なろう屈指の名作である。

5.0
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新大宮

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