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エブリスタファンタジー連載:5話完結

確保できません!

 ネタバレなしで。  他の方のレビューにあるように、豊かな発想とリアリティを持たせるための細部の作り込み、そしてよい子たちのイメージを壊さないための配慮など、書き慣れた作家による熟練の技を堪能できる一作である。  おそらく一から始めたのではなく、日頃から考えてストックしていたメモを使用したのだと思うが、これだけのネタをここで使っていいのか? と思わせるほどの大盤振る舞いは、作者のホスピタリティがいかんなく発揮されたものだろう。読者に楽しんでもらおう、というサービス精神に溢れた極上のエンターテインメント。  四畳半がどこまでも続いていたり、大阪城の下にもうひとつ国会議事堂が存在する小説のごときホラな世界観(いい意味で!)は、私の最も好むところだが、共感してくれる方々も多いことと思う。  クリスマス本番前に、ぜひ読んでいただきたい作品だ。 補足:  しのき美緒さんによるエブリスタ上の企画、「アドベントカレンダー2021☆」の一作である。 上記の内容でエブリスタ上にレビューを上げたところ、作者からコメントをいただいた。 私は驚いた。その中で、「ネタはほぼストック切れ……今回は一から作りましたw」との一節があったからだ。  よほど周到に下調べなどの準備をしたと思っていたのだが、当てが外れたようだ。えふえふ氏は余程たくさんの引き出しをお持ちに違いない。ネタは尽きても、手練れのスキルは冴えわたっている。  楽しい作品を読ませていただいたことに感謝したい。

5.0
  • 作品更新日:2021/12/13
  • 投稿日:2021/12/25
エブリスタヒューマンドラマ短編完結

12月17日、青春のひとゝき

 作者は「どんでん返し」などのプロット上の仕掛けを好んで使うそうである。  今作はあらかじめ作者から告知があったように、どんでん返しありの、「実は……」の裏話ありの、面白い作品だった。冒頭のミス・リーディング、緻密に貼られた伏線と、小説でなければ味わえない楽しさに満ちた「恋バナ」であり、エブリスタの同じ企画イベントに参加した、「地平線と紫色の月」さんの作品(※1)とは好対照であった。  作品の内容には触れない。読者の楽しみを奪うわけにはいかないので。  ひとつ残念なのは、これほど頭の中で映像化しやすい作品なのに、ビジュアル化はとても難しい、ということだ。(声だけならいけるかもしれないが)  だからぜひ皆様に読んでいただきたいと思う。絶対に文字の方が楽しめるから。作者の仕掛けを存分にお楽しみいただきたい。 ※1…「冬の月」地平線と紫色の月 https://estar.jp/novels/25905091

5.0
  • 作品更新日:2021/12/17
  • 投稿日:2021/12/25
エブリスタ恋愛短編完結

冬の花

ハイティーン少女の恋バナは苦手です。だってオジサンとなった私から、いちばん遠い世界線だもの。 作者「地平線と紫色の月」さんの描いた情景は、もう入り口からキラキラしてて、読み進むとキラキラどころかピカピカで、「おじさん目を開けていられない!」という状態でした。 ACAL(エブリスタで自主開催のアドベントカレンダー2021企画)参加作品の中で、いちばん世界観が近いのは氷堂出雲さんの作品でしょう。読み比べて、作家によって恋愛の捉え方、描き方がこんなにも違うのかと驚いています。 ひとつ挙げるなら、「冬の花」の方がストレートに「恋」を追求している分、情感が鮮明に描かれていると思いました。 何がどうなるかは、皆さまがその目でお確かめください。 微笑ましい作品です。 ※ 作品は文句なく面白いが、評価は4.5とさせていただいた。 作中にどうやら手作りの、「お手製 打ち上げ花火」が出てくるのだが、市販の花火を改造することは法により禁止されていて、刑事罰もある。何より危険だ。その分を-0.5とした。

4.5
  • 作品更新日:2021/12/15
  • 投稿日:2021/12/26
エブリスタファンタジー連載:8話完結

星集めの絵

 夜空、星空といえば、とにかく私は宮沢賢治の作品に描かれる黒か濃紺のイメージを持っているのだけれど、「星集めの絵」がそういう背景だと描写されていて妙に納得してしまった。  だが同じ心象映像を想起させるのに、宮沢賢治と夏木さんでは作品から受けるイメージが大きく違う。前者はいつまで経っても夜のままでひんやりとした世界であり、夏木さんの作品はラストで陽の光の眩しさ、温かさの中へと場面転換していくからだ。  たしかに「星集めの絵」では人の死、という究極的に暗いテーマは取り上げられていない。だが主人公が役立たずな魔法しか持っていないことや、その能力ゆえに両親を苦しめてしまったトラウマ、ステラが間もなく失明するであろうことなど、十分に暗くて重いテーマを内包している。  宮澤賢治の作品の多く、たとえば「銀河鉄道の夜」は確かにハッピーエンドではないものの、救済がないとは言い切れないだろう。「よだかの星」や「雁の童子」は同様に夜空を想起させる作品であり死が結末だが、そこが終わりではなく、死んだ後にこそ救済がある……と読み取ることもできる。  では何がそんなに違うのか? といえば、パートナーの存在ではないか、と私は思う。  どちらも孤独だった主人公とステラ、使い途のない魔力の持ち主と、生まれ持った素晴らしい魔法の力を間も無く使えなくなってしまう女性とが出会う。それは雇用主とアルバイトの関係から始まり、主人公の願いが「ステラの願いを叶えたい」という方向へ傾くことをきっかけに同じ一つの願いとなり、互いが互いを救済し合う関係になっていく。主人公は視力を共有させること、ステラは彼の能力にも使い途があると可能性を提示することで。  世の中には慈善を為すこと、恵み与えることが至高の徳で、それを幸せと感じる尊い心の持ち主もいるだろう。だが主人公たちの見つけた幸せは与えることよりも、相手に求めること、ではなかっただろうか。  お互いが相手に求めれば、お互いが相手に「求められている」ことになる。求められもせずに与えるよりも、求められて与えることの方がより幸せである、そう感じるのは私だけではないと思うのだ。  アルバート青年が、彼女の求めに懸命に応えようとしたように。  この作品は、場面ごとの明るさや天候が効果的に演出されている。未読の方はぜひ、読んでいただきたい。 はやくもよいち

5.0
  • 作品更新日:2021/12/3
  • 投稿日:2021/12/25
エブリスタその他短編完結

星屑のスピカ

 主人公・ミラは星空に憧れていたが、入学した高校に天文部はなかった。教室で駄々をこねる彼女を見かねた同級生の男子・清水の提案か、それともミラがどうしてもと主張したのか、ふたりは冬休み直前のある夜、ふたご座流星群を観察するため校舎に忍び込む。  もどかしいことに、その時はどちらも胸の内を言い出すことが出来なかった。そうして10年以上経ってしまったところから物語は始まる。  現代ファンタジーとして恋愛は珍しくはない。だがアラサーになった男女の、おそらくラストチャンスであろう恋愛事情を、これほど爽やかに描いている作品はそう多くないだろう。  ふたりの恋はかつて、「ふたりきりで夜の校舎に忍び込む」という、告白にはうってつけの大きな機会を逃してしまっている。その為にどうしても、いちど高校生だったあの日に戻ってやり直す必要があった。地球上だけれど時間の離れた場所にいる、というアミツカイ達を訪れたのも、星屑のスピカによる必然的な導きだったのかも知れない。  この作品の特徴はやはり、透明感すら感じる乙女な雰囲気――肯定的な意味と理解していただきたい――であろう。それは紅茶に入れた星屑のようにミラと清水のファンタジーに合っているし、ならばこそ「星屑のスピカ」という乙女座に因んだネーミングに結びつくのだろうから。  ぜひ読んでいただきたい一作である。 はやくもよいち

5.0
  • 作品更新日:2021/12/8
  • 投稿日:2021/12/25
エブリスタ恋愛短編完結

天使が舞い降りた日

 一見、気軽な大人のボーイ・ミーツ・ガールともとれる本作は、死生という重いテーマを扱って、それでいて読みづらさを感じさせない。  主人公は、出産を間近に控えた妻を亡くして以降、何も出来なくなってしまう。死んだも同然だ。そんな彼が数年後、自力で産院へ行こうとする女性を助ける。それを因縁と呼ぶべきか、奇跡と呼ぶべきか、その女性の出産に立ち会うことになり、さらには彼女と再婚することになる。  ご都合主義の展開……という批判は当たらないだろう。なぜならば作中で、主人公の男性は出産に立ち会ってしまうからである。新しい生命が誕生する瞬間というのは動物の映像を見てさえ感動的だが、人間のそれは、やはり違う。  主人公は誕生の場に立ち会って生命の尊さを知る。  作者は、「失われた子の分も、自分がしっかりと生きていかなければならない」と決意する過程を丁寧に描くことによって、ストーリーに強い説得力を持たせることに成功したのだ。  男性の出産立ち会い率は約5割に達している(2013年のデータ)という。最近はコロナの影響で病人の見舞いに行くことすら制限されているから、出産に立ち会えるのかどうか知らないが、私の経験から言わせて貰えば、出産は立ち会った方がいい。夫の義務だとか、妻の苦しみを知るべきだとか、しかつめらしい理由などなくていい。状況が許すかぎり、赤ちゃんが生まれてくる現場は見るべきだと思う。  作中の主人公は生命の神秘を感じ、生きることについて考えた。私もこれが自分の子かと認識するとともに、この命は守らなくては、と思った。  個人的な意見だが、女性は妊娠してからずっと母親になっているのだろう。あるいは胎児の成長とともに、日々母親になっていくのかもしれない。  一方で男性は、出産に立ち合いでもしないと、自分が父親になったことを知る機会に恵まれない。どんなに本を読んだり調べたりしても、男性が生来持ち得ていない要素は、想像ではなかなか補えないからだ。  話を戻すが、主人公は見ず知らずの女性の出産に立ち会ったことで、生まれてきた子の父親に「なってしまった」のではないだろうか。先に父親となったのだから、その母がシングル・マザーであれば再婚するのもまた、ごく自然な成り行きだ。  舞い降りた天使は、まさに天からの贈り物であろう。そのおかげで主人公は見事に再生した。もしかすると悲しみと苦しみの底にあった年月は、彼自身が再び誕生するための妊娠期間だったのかもしれない。

5.0
  • 作品更新日:2021/12/14
  • 投稿日:2021/12/25
エブリスタヒューマンドラマ連載:7話完結

ジョジーはもうしゃべらない

貴種流離譚、という物語の類型がある。 「小公子」や「小公女」などがその典型だろう。高貴あるいは富裕な身分の出身ながら、本来の環境から離れて育つ主人公の物語だ。 間違いを恐れずに言うと、ナオは現代版・貴種流離譚のヒロインである。ひねくれた見方かもしれないが。 渋谷区の松濤といえば音に聞こえた高級住宅地であり、そこで生まれ育ったナオが属する場所は、川向こうの下町ではない。 賢い彼女は父の失職と同時に、それまでの生活を永遠に失ったことを理解したはずだ。それでも彼女は諦めなかった。新しい環境に適応しても、けっして馴染まず、いつかはそこを脱出しようと目論んでいたのだ。 もし仮に、転校先でいじめに遭わずとも、父が存命でも、母がしっかりした人だったとしても、彼女はきっと松濤を目指したことだろう。 現代社会では、ただ機会を待っていても、向こうから手を伸べて迎え入れてくれることなどない。ナオが自ら最善手を選んだように、自力でそこへ至る努力と、その生活を得るに相応しい才覚を示す必要がある。 その為にナオは不断の努力を続けている。だからこそ、「落ちぶれても松濤マダムのつもり」でいる母親を嫌わないまでも、軽蔑しているのだ。 だが対照的な気質のふたりは、実は「現実を認めない」という点で、完全に共通しているように思う。私には両者の違いが、一方が積極的であるのに対し、もう一方が「自分を変えない」という消極的行動を取り続けている、というだけの違いに見えるのだ。 哀しいことにふたりには、父親を亡くして、わずかな希望が断たれたことも分かっている。渋谷区の土地を買い戻すには、並大抵の年収では足りないからだ。 だからこそ父の死はナオにとって衝撃であり、泣き崩れたのだろう。 その後の彼女の告白は、必ずしも真実とは限らない。彼女が「とめどなく吐き出した」のはすべて、父親への感謝の言葉だっただろうか? そのときジョジーが静かに聞いていたという一文は、何かを物語っているようでもある。 かつて住んでいた家の前に立ったナオは、「わたしはどこに行けばいいんですか?」と胸の内で問いかけている。私にはそれが、生まれ育った場所を離れ、下町にはいられず、故郷にも戻れない彼女の悲鳴に聞こえた。 私はひねくれ者である。 皆様にはぜひお読みいただいて、それぞれの解釈をしていただきたい。 出来れば、夢のある見方で。

5.0
  • 作品更新日:2021/11/28
  • 投稿日:2021/12/26
エブリスタヒューマンドラマ連載:5話完結

Thinking of you

 作中で語られているように、グリニッジ標準時と日本の時差は9時間。  ひと昔前と違って、今はSNSでもメールでも一瞬でつながる。けれども、つながった相手は9時間先の未来を生きている人のようで、誰もがそこに距離を感じずにはいられないだろう。  景観を維持するため、建物の造りは昔のままで、白い壁の建物にチムニーポットの乗った屋根が並ぶロンドンの街並み。そういった風景ばかりを見れば、たしかに「世界が止まっている」かのように感じるかもしれない。心象としては、日本との距離がさらに遠のいていくように思えるだろう。  本来なら主人公・舞子が属している場所・居たい場所は日本の、彼のいる環境と思われるのだけれど、今はロンドンにひとり、切り離された状態だ。 「私は遊びに来てるのではない」  舞子の述懐は暗に、この場所にいるのは「学びに来ている」自分だけであり、「遊んだり恋したり人生を楽しんだり」する自分はどこか別の場所にいるのだ。ただそれは日本でも英国でもなく、どこでもない場所を彷徨っているのだろう。  舞子は懸命の努力をしている。しかし目的を達成するために、自分を含む「余計なもの」を削ぎ落としていけばいくほど、彼女の居場所はなくなっていく。冒頭の時点で、すでに学校とノートPCの置かれた机の前だけ、という状況だ。  彼女は空間的にも時間的にも、そして人との繋がりも孤独である。つまり居場所がないのだ。  そこからどうやって自分のあるべき場所を見つけ、そこに至るまでケイティがどのような役割を果たすかは、本文を読んでいただきたい。またエブリスタの方では、ももたろう さんが詳しいレビューを書かれていらっしゃって、そちらを読んでいただいた方がいいと思うので、あらすじについてはここでは述べない。  私が作品から感じたのは、人はやはり独りで生きられない、ということであり、個人の強さや才能は必ず周りの支えがあって発揮される、ということだった。  未読の方はぜひ、読んでいただきたい。  本文中の味志ユウジロウさんが書かれたページコメントではないけれど、作者ノーコメントの部分に想像力を掻き立てるものがある。続編は考えられているのだろうか。主人公の名前からして、ちょいと気になるところだ。 はやくもよいち

5.0
  • 作品更新日:2021/12/2
  • 投稿日:2021/12/25
エブリスタヒューマンドラマ連載:7話完結

ダナンに降る雪

一読すれば分かるように、冒頭と末尾で同じ楽曲が使われている。 あるアイドルに提供した、主人公の手による曲だ。それが出発点であり、到達点となる。 物語の基本的な形は、「ホビット」や「指輪物語」のような「往きて還りし物語」であるという。 むかしむかしに主人公が家を出て、冒険の旅をして、導師の導きや仲間の手助けで苦難を乗り越え、目的を達成して、家に戻ってきた時にはひと回りもふた回りも成長している……というひとつの類型だ。 味志ユウジロウさんの本作も、見事にこれに当てはまる。 タイトルから連想するイメージ、作中で南国に「雪」をどう降らせるか? といった展開がややファンタジーであっても不自然さを感じさせないのは、作品が物語構造になっていることも影響しているのかもしれない。 だが、本作はよくある「退屈な現代版おとぎばなし」ではなかった。 それは異国情緒あふれるダナン(ベトナム東部沿岸の都市)という舞台が、挫折したミュージシャンの逃避行を立派な冒険に格上げしているからかもしれないし、導師である姉やヒロインのミーという魅力的な登場人物を配することで、読者の気を引くことに成功しているからかもしれない。 ストーリーの基調は明るく現実的で、清潔感がある。主人公の身に降りかかる衝撃的な出来事や、読者の予想を大きく裏切る展開はない。それでいて読者を惹きつける世界観には、どことなく「青いパパイヤの香り」に描かれたサイゴン(ベトナム)の風情と共通するものがあるように感じた。 作者は「日本とベトナムを結ぶ作家」を目指すと標榜しているが、この作品の出来栄えを見れば、もうすでに「なっている」と言ってもよいのではないだろうか。 仕事と挫折、夢、恋愛を絡めたヒューマンドラマがどう展開するかについては、読者ご自身で確かめていただきたい。 きっと、ダナンという街に行ってみたくなるだろう。

5.0
  • 作品更新日:2021/12/19
  • 投稿日:2021/12/25
エブリスタファンタジー連載:37話完結

クリストキントの贈り物

アドベントカレンダー2021(※1)のラスト、クリスマスイブを飾るに相応しい、心やさしい作品です。 作中の架空の村は、生まれついての貧富の差や職業的階級のある世界。それはコロナ禍や貧困、家庭の問題など様々な理由で子ども同士の繋がりが断たれる今の社会を反映しているかのようです。 その中でクリスマスイブに起こるささやかな奇跡は、より大きな奇跡のきっかけとなりました。与えられた奇跡よりも、自分たちに何が出来るかを考え、努力して掴み取った奇跡のほうが、よほど素晴らしいものでした。 この作品には、「人は他者と繋がって生きるもの」や、「未来を切り拓くには行動を起こさなければならない」、などいくつものメッセージが散りばめられています。 昔話やファンタジーの体を借りつつも、現代の、とくに子どもたちへと向けたメッセージはきっと、読者の心を打つでしょう ぜひ、ご自分の目で確かめていただきたいと思います。 はやくもよいち ※1 しのき美緒さん企画のアドベントカレンダー小説版 on エブリスタ   11/28から12/24まで、27名の作家が毎日、一作ずつ順番に新作を投稿しました。   詳しくは、下記リンクを参照してください。   https://estar.jp/novels/25879925

5.0
  • 作品更新日:2021/12/24
  • 投稿日:2021/12/28