仙道企画その2 参加作品です ぐるりとお歯黒溝の真っ黒な水。吉原。くぐる大門。ここそこに、白粉と甘酸っぱい匂いとすえた匂いと、微かに錆びた鉄色の匂いが混ざり合っている。 中の茶屋で産まれた娘あり。おしのと名をつけられ、ふた親から可愛がられる。赤子の時は母親がおぶい店に出て、手伝いが出来る年になると、赤い前掛け姿で、ちょこまかと盆を持ち、まんじゅうを売り、茶、甘酒を運ぶ孝行娘。 肌が浅黒く父親譲りの団子っ鼻、愛想の良い醜女のおしの。
更新:2021/10/13
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時は平安、都にて。 徒然に筆を取り物語を綴る、女房ひとり。下人達から面白可笑しく聞いた話を取り敢えず書き記す。合間に摘むのは、唐菓子をいくつか。 書くと腹が空く気がする女房、高坏の上には膳所に命じて、日替わりで何かしら用意をしていた。 陸奥紙に、おろしたての筆。新しい穂先にたっぷりと浸した墨でさらさらと下書き。
更新:2021/9/19
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なろうラジオ大賞3参加作品です 王子様が寝込んでいます。 過去の懺悔をしつつ。 もう遅い。
更新:2021/12/5
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とある街の路地裏商店街に小さな薬局がある。いつからそこに有るのか、誰も知らない小さな薬局。店先のプランターには、ベゴニア、マリーゴールド、ペチュニア、葉牡丹、パンジービオラ……、四季折々の花がいつの間にか植えられ、手入れされ綺麗に咲いてる。 住居がある二階建ての店、バルコニーの手すりにはツルバラ、そしてチラチラ見える、摩訶不思議な色形をしたな葉っぱや花や実の姿……。 風変わりな老婆が独りで切り盛りしている小さな店。 フォーアイ堂のとある夜。 イラストはみこと。様に提供していただきました。
更新:2021/1/22
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