中学2年の春に出会い、恋人になり、学年を経て3年の冬にとある事情と僕の嘘により関係は壊れ、破局した。 徹底的に嫌われ、校内でも総スカンをくらい、中学を卒業した。もう会う事もないだろうと思っていた矢先、高校の入学式で見たのは新入生代表として立つ元カノの姿だった。 「いや、大丈夫だ。あの頃と今じゃ僕の名字も違う。このままバレなければどうということはない。バレたところで自分から関わってくるとも思えないし。」 しかしそんな思いとは裏腹に、二人は再会してしまう。 「全然関係ないんだけど、あんたなんで名字変わってんの?あと絶対に学校で私に話しかけてこないでね。」 「それこそ関係のない君に話す義理がない。それと君から話しかけて来なければ卒業まで君と僕が話すことはまず無かったよ。」 これは中学時代に捨てた筈の恋を、拾い直すための物語。
更新:2021/2/17
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。