世界人類全員の前に一つづつ現れた『異世界への扉』。それはその人が思い描く理想の世界だった。ある者は誘惑に負け、別の者は現実に絶望し、またある者はいなくなった隣人や恋人の面影を求めて、次々とその扉へを身を投げる。 まるでエサの誘惑に負けて、ゴキブリホイホイに入って行く虫のように。 世界は、人類という存在を急速に失いつつあった。自制と理性によって誘惑を振り切った人々も、壊れた社会で生きていくことが出来ずに、やがてその中に身を投じてしまう。 人間のほぼ居なくなったこの世界で、ある中年男性がひとりの少年と、そして少女と出会う。 末期世界に生きる者達が、人の居なくなった世界で何を見るのか、理想の生き方と言うのは何かというのを問う、謎と奇跡に満ちたファンタジーストーリー。 ※本作はハーメルン、カクヨムにも投稿しています。
更新:2024/1/3
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