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作者:多那アロン

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作:多那アロン

謎チートスキル『挨拶』で、神を屠れるって本当ですか? ~女神とスライムに愛され無双する俺とは逆に、俺を無能と追放した英雄候補や国王は哀れな末路をたどるようです~

──『挨拶』  ロルフが対魔族特殊部隊・育成学校の卒業式でえた才能。その場で彼が披露した『挨拶』は、あまりに爽やか。そして、あまりに無能。  ロルフは『英雄の資質』をもつエリート学友に不正を糾弾され、突きとばされる。国王と学長からは王都を追放される。落胆して村にもどれば村人たちに罵倒され、こき使われる。散々な目にあってから『挨拶』をする日々を過ごす…… 「こんにちは! ヨホホ村へようこそ!」  そんな彼は、ある日なんとなくスライムに『挨拶』をする。すると、スライムと意志疎通ができるようになり、強力なスキル『物理攻撃無効』も入手。モンスターと仲よしになりまくり、能力もぐんぐん上昇。スキルを巧みに扱い、その勢いで遺跡深くで眠っていた孤独な少女の神様カナナを『挨拶』で呼び覚ます。  少女を遺跡に閉じ込めた存在は、なんと人間が信仰する徳の神だった。  普通だったら「この少女は悪神だ」となるところ、ロルフは少女に共感。生まれてからずっと世界から虐げられてきた少女は、そんなロルフに心を開く。  そして、『挨拶』野郎と神様とついでにスライムという珍妙なパーティで、人間の主神たる徳の神をぶっ飛ばすための旅に出るのだった。  一方、実は超優秀だったロルフと『挨拶』を失ったヨホホ村は、衰退の一途をたどる。そして、道中ロルフはエリート学友や国王とも対立するが、彼らのことを歯牙にもかけず、神をぶっ飛ばすためにひたすら前に進んでいくのだった。

更新:2021/5/6

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