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作者:泥んことかげ

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作:泥んことかげ

いつだってあなたが私を強くする

この世界の原動力マナは、その昔、大精霊が世界創造した際の産物だとされている。 人々は溢れでるマナにより不思議な力、魔法によってそれぞれの地位や文明を築いていた だが世界を1から創造したその力は、負荷に耐えきれず大精霊そのものを6つに分散させてしまった 6つの精霊達は、人に宿り何代にも渡り幾千年の間この世界を守ってきた。 平穏なその世界はやがて一人の魔法使いによって暗黒に覆われることも知らずに.... 大精霊の一部をその身に宿す、ニッシャはある日修業の帰りに立ち寄った滝のすぐそばに小さな魔力を感じた、金髪のもじゃもじゃ頭の子どもが水面に座り浮かんでいたのだ。 中腰になり手を広げると水が幼子を手元まで運んでくれたような気がした。 食べ物の夢を見ているのか、寝ながらヨダレを垂らしていた。 精霊をその身に宿したがため、人里離れ接触を拒んできたニッシャであったが幼子の小さな魔力に触れ育てることを決意する。 これは、偶然か必然か、ニッシャと幼子の物語が今始まる。

更新:2023/2/27

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作:泥んことかげ

いつかあなたに刃を向ける時

食物連鎖の頂点には人間並びに、〝植魔虫〟と言う、生物がこの世界には存在する。  初めこそは小さき者であり、極めて人畜無害に近い。  しかし、生まれ持った本能と狂暴性により、最終宿主である〝人間〟への寄生を目標としている。  寄生後は対象の内部全てを喰らい尽し、知や力を得てまた人を襲い殺す。  非道な行為を永遠に繰り返し、〝種全体〟を繁栄させてきた。  餌となる人間は非力で無力にて、為す術なしと半ば諦めている者も多かった。  だが、その悍ましい生物を、逆に狩る者達が存在する。  ある者は大切な人の敵討ちを取るため。  そしてまたある者は、己の存在意義のために数多くの者達が志願した。  だが、思いも虚しく皆が死に、ついには狩られる側となった。  唯一、〝植魔虫〟への対抗手段である業物。 〝花の守り人の刀〟は所有者のみが抜刀出来、命を張ることで自然の摂理に従って土へ還す事ができる。  その刀を携え、幾多の血を流しながらも抗う組織。  総称は――〝百日草〟と言う。  これは、〝人間〟と〝植魔虫〟互いの全てを賭けた闘い。 そして、平凡な日常を過ごしていた桜香は、全ての植魔虫を駆逐するために旅立ちを決意する。 この物語は、1人の少女が仲間達と共に抗い立ち向かうお話。

更新:2024/3/6

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