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作者:高橋鳴海

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作:高橋鳴海

ハグ好きJKに毎日抱き着かれて、正直困るんだが

俺は今、学校一の人気者に抱き着かれている。理由は……まあ、大したことじゃない。  ▽ ある日の放課後。誰も居ない教室で寝ていた俺は、妙な温もりを感じて目を覚ました。 体を締め付ける何かの感覚。背中に当たる柔らかいもの。 それらに動転して、勢い任せに起き上がった俺が目にしたのは、顔を真赤にした金髪のクラスメイト。学校内でも屈指の美少女にして、人気者である赤月花蓮だった。 「ふ、フリーハグ的な?」 そんなことをのたまった彼女に、より一層困惑しながらもその場を立ち去ろうとした俺に、彼女は言った。 「これから毎日、君のことぎゅってさせてくれないかな」 別に、特別な人生を歩んでいるつもりはなく、そんな人生と日常に心の底から幸せを感じていた俺に訪れた急な転機。普通なら誰もが喜ぶような展開。 かく言う俺もその双丘に目が行ったことは否定しようもないが、しかし…… 結局、その要求を受け入れてしまった俺が言うのもなんだが、はっきりと言わせてもらおう。 勘弁してほしかった。 ハーメルン様でも掲載しています。

更新:2022/7/2

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