詠み人のシキミは、カナメというきれいな鳥を飼っている。カナメは、白の羽毛に覆われた全身を白装束で包んで、鳥足で二足歩行する上に、お山の管理者もしているという不思議な生き物だ。ある日、カナメが耳輪をくれた。何の気なしに受け取ったが、カナメの友人が言うには、これがなかなか深い意味をもつものだったらしい。その意味を知ったシキミは、大事な鳥からの可愛い意思表示に、飼い主としてお返しをしなければならないと思った。 きれいな鳥を捕まえた飼い主と、その飼い主を囲い込もうとしている鳥の話。 「飼い主編」本編4話、番外編4話。「伴侶編」本編2話。番外編1話。Twitter(@torikaitai_yo)で小ネタ。
更新:2020/11/27
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
【12月29日、小話「鬼」を追加】 家族のような人たちを家ごと盗賊に焼かれたシホは、落葉を集めて焚火をしながら復讐計画を練っていた。そこへ通りかかった男が、「君の火には怒りの感情がこもっていて、心地よいね」と言う。シホは家を焼かれるまで神子をしていたので、男が人間ではないだろうと分かった。たぶん火の精だ。ホオリと名乗ったその男は、それからもちょくちょくやって来るようになる。そんなある日、近くの村が襲われて、神火の君と呼ばれる火の王が現れた。 盗賊に復讐したいと思っている神子と、その怒りの感情が気に入った火の精の話。 本編2話。番外編9話。 本を作りました。BOOTHで販売中。 https://torikaitai.booth.pm/ (一部、pixivにも掲載しています。)
更新:2021/12/29
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。