私は誰にも信じてもらえないが、十八歳の乙女である。 決して決して、二十代後半ぐらいの遊びなれた派手な女ではありません。 誰も信じてはくれないけれど。 そして、その外見のせいで私は間抜け男に誘拐されてしまった。 王族の身辺を守るSPをしていたらしい彼は、結婚詐欺師が間抜けな王子から騙して盗んだブローチを取り戻したいらしい。 間抜けなくせに黒髪に黒曜石のような瞳をした俳優のような男は、私に最高の笑顔をしてみせた。 「返してくれるかな。」 「帰してくれますか?」 「そっか。では、君に拷問を与えよう。」 いや、その拷問はあなたの趣味と実益を兼ねていますよね!
更新:2020/8/11
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