私は共に歩むべき友と戦った。非情なる待ったなしの世界。何故戦わねばならないのか、その意味を教えてくれる者もいないまま。 私の繰り出した双の刃は、友の放つ巨大な岩石に敵うことなく敗れた。敗れた私に与えられた試練とは。 『純なる乙女と苛烈なる華、いずれかの器に内包せし魂を我に捧げよ』 ……こほん。もとい。 どうやら、この世界は乙女ゲームの世界で、私はそのヒロインらしい。 親友にそう言われてしまったため、「それじゃあいっちょ頑張りますか」とやる気を見せていた私だけれど、何故か親友に怒られた。 「何で、何にもしないのよー!?」 え? どういうこと? 私ヒロインでしょ? 頑張ってるよ? どうやら、私と親友の思い描く乙女ゲームはちょっと違うらしく。。。
更新:2015/8/9
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。