あるお城の片隅で小さな子供が眼をさましました。 御腹が空いて、喉が渇いて今にも死にそうでした。 小さな子供は立ち上がります。自分を生かすために。 死んでたまるかっ!! 衰弱死しかかっていた子供の中で眼を覚ましたのは元地球人、相模千尋。 彼女は生きるためにひた走ります。 浮浪児になって料理人に拾われたり、蜂蜜を求めて森に突撃したり、病気になって、うどんを求めたり。 紆余曲折しながら、複雑怪奇に物語は進みます。 猪突猛進にお城を走り回る彼女に、ついた渾名が小人さん。 悲喜交々が織り成すドタバタアドベンチャー。どうぞ、御笑覧あれ♪ これは試し読み的な序盤一章です。新たに連載版を後日投稿します。
更新:2021/6/22
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