英雄たちの活躍する時代の片隅で、ひっそりと生きて死んだ、名を記される事のない一人の人間の物語。 ※自サイト掲載の物を改訂して載せました。
更新:2013/5/6
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「国王よ! お前が私欲を満たすために無意味な戦争を行い、度重なる徴兵や増税をするせいでこの国は疲弊している。お前の圧政のせいで神がどんな生活を強いられているのかわかっているのか!」 今、私は断頭台にいる。国王である私の圧政が原因でクーデターが起こり、あっさりと捕まってしまったのだ。 断頭台で私の横にいる革命軍のリーダー、アリウスは明らかに頼りない。今も『民』と『神』を言い間違えた事に気がついていない。どうしてこんな奴がリーダーなのか理解できない。 革命軍リーダーの『民』と『神』の言い間違い。まさかこれが国を滅ぼすきっかけになるとは、私は思いもしなかった……
更新:2021/5/1
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