マーヴィ・マントは『知恵遅れの祝福』を受け、呪われた子として忌み嫌われていた。 小さな町の冒険者ギルドで、荷物運びをして、日々を懸命に生きるマーヴィは、ギルド長の息子パーシバルに目をつけられ「何の役にも立たない」として、ギルドを追放させられてしまう。 だが、パーシバルは知らなかった。「能無し」として馬鹿にしていたマーヴィが、実は規格外の基礎ステータスを持つ伝説級のポーターであることを。小さな町で、彼が密かにギルドの評判を支えていたことを──。 故郷を追い出されたマーヴィは、幼馴染を探して町をとびだす。そうして、世界は変わり者の彼をすこしずつ認めていく事になる。
更新:2021/6/15
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