母を亡くし、料理屋 五十鈴に引き取られていた小夏(こなつ)。 不遇な生活から抜け出せたのは、菓子屋 千寿堂の主、伊織(いおり)に見初められたから。 だけど。 結納金は、五十鈴屋にふんだくられ、意地悪な腹違いの妹は、家を出てもいじめにやって来る。 祝言を挙げたくても、なかなかお金は貯まらない。 もふもふあやかしのカワウソと子狸に助けられ、伊織に支えられながら、一生懸命、千寿堂で働く小夏のなのだが。 ある日、五十鈴屋の主人、重太郎がやって来て、「育ててもらった恩を返せ」と、さらなる金を要求。 このままじゃ、いつまでたっても、伊織との祝言があげられない!? がんばれ、小夏。金を稼げ! がまんだ、伊織! まだ、小夏に手を出すんじゃない! 祝言を挙げる、その日まで!
更新:2020/5/26
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