氷の覇王と呼ばれた王が美しい歌声を持つ村娘を傍に置く。そして日々を過ごすにつれ・・・ 「ディーナを見る度湧き上がるこの妙な感情は何なのか。何故マリアよりディーアを優先するのか。俺自身俺の行動の意味が分からない。お前なら分かるか?」 忠臣は片手で顔を覆った。 嘘だろう。散々ディーナの幼馴染だったシンとやらに嫉妬して、私とディーナが2人で話していることすら心配されていたというのに自覚がないだと?いつもいつも、仕事優先でありながらディーナのことばかり考えて、その理由を理解してない?逆に何故だ? 本人無自覚で溢れる感情に振り回され、忠臣さえ巻き込む始末であった――。
更新:2015/7/6
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おてんば貴族の竹姫は、武士の息子・鬼武丸が大好き。身分の違いを説く鬼武丸も何のその、足繁く通っては遊んでもらう毎日だった。 そんな日がずっとずっと続くのだと信じていた。少なくとも、彼女が嫁ぐその時までは。 けれど、裳着を迎えた彼女を待っていたのは……。
更新:2011/12/26
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